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第40回商業界ゼミナール 開講講演 「人・生きる・商人」 古舘邦彦先生

   ↑  2014/09/01 (月)  カテゴリー: セミナー

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ゼミナール最初の講演は、株式会社浅川園の社長であります古舘邦彦先生です。

通常、地方の商業界ゼミナールの開講講演は商業界主幹でありました倉本初夫先生がお話になられます。しかし、残念ながら、倉本先生は昨年の暮れにお亡くなりになられました。

そのため、商業界全国連合同友会会長でもあります古舘先生が今回は開講講演をされることとなりました。

お題は「人・生きる・商人」です。この言葉は、倉本初夫先生がお亡くなりになられる直前に発せられた言葉だそうで、古舘先生もその場にいらしたとのこと。

さて、古舘先生の講演から印象に残った内容を3つご紹介します!


良き商人である前に良き人間であれ!

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「商業界」という雑誌や商業界ゼミナールを生み出したのは倉本長治先生です。戦後の焼け跡や闇市の横行など混乱した時代に、これからの新しい商業を実現しなければならないという信念から作られました。

そのゼミナールで倉本長治先生が強く主張されていたことが、「良き商人である前に良き人間であれ」だそうです。

金儲けの能力だけが高い人ではなく、きちんと人格も磨けや!!ということですね。そして、すべてのお客様に公平公正な商い、嘘や隠し立てのない経営、社員の育成といった正しい商いをしろ、ということです。

ではどうやって良き人間になるか?

バイブル(聖書)と論語を読みなさい!

バイブルにも論語にも商売のことは書かれていないが、商人はバイブルと論語に学ばなければならない。

と倉本先生はいつも言っていたそうです。

本物の時代が来る!

古舘先生が経営される「浅川園」は、有機栽培のお茶を主に販売されています。はじめて知ったのですが、有機栽培のお茶は、なんと! 全茶葉の1%ぐらいしか販売されていないそうです。

まあ、化学肥料も農薬も使わない有機栽培は本当に難しい。たとえば、農薬を嫌った虫たちが有機栽培をしている畑に集中して来たり、逆に有機栽培から湧き出た虫たちが他の畑を荒らしたりと大変だとのこと。

それでも古館先生が有機栽培にこだわるのは、商業界ゼミナールで講師の先生が「これから本物の時代が来る!」と強く教えられことが大きいそうです。

このとき本物の時代とは有機栽培のお茶を売ることかと悟り、有機栽培にとことんこだわって今にいたります。

しかし、古館先生は今でも有機栽培にこだわることがよいのか苦悩しているそうです。特に東日本大震災の原発事故のとき、静岡のお茶畑が風評被害にあいましたが、そのとき売り上げが5割も減少したのだとか。

有機栽培の茶葉はとくに、放射性物質であるセシウムを植物の栄養源であるカリウムとまちがえて容易に取り込んでしまう。それで検査に引っかかったりと大変だったそうです。

古舘先生は、そんなことがあってもゼミナールで学んだ「本物の時代が来る」という言葉をより所として、有機栽培にこだわる経営をされています。

変えるものと変えてはならないものをどう見極めるかが大切!

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「不易流行」という言葉があります。意味は、

不易流行 意味
いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。蕉風俳諧しょうふうはいかいの理念の一つ。解釈には諸説ある。▽「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること。

引用元:不易流行の意味 - 四字熟語辞典 - goo辞書

という意味だそうです…。よくわからん…。まあ、変化をしつつも本質は変わらないってこと???とまあ、奥が深い言葉です。

古舘先生は、この「不易流行」という言葉は今の時代を特に言い表した言葉だとおっしゃっていました。

時代の変化は激しい。数年前まではネット通販やコンビニなど微々たる売り上げしかなかった。しかし、現在、ネット通販は年間5兆円!コンビニ業界にいたっては年間7兆円もの売り上げがあります。

しかし、現在日本には200年以上続いている老舗企業が3900件以上もあります。これらの老舗企業は流行を取り入れつつも、商売の本質を継承しつつ存在する、これこそ不易流行の日本だとおっしゃっていました。

ちなみに200年以上続く老舗企業は、アメリカでは70件くらい、中国ではなんと17件(え~と、韓国はゼロ…だそうです)しかないそうです。これは政権など変わるたびに、今までのやり方などをすべてやめてしまうためだそうです。つまり、不易がなく流行ばかりということでしょうか。

感想

original

30分と短い時間でしたが、本当に内容の濃いお話でした。書ききれませんでしたが、お茶屋の社長さんということもあって、有機栽培における苦労話にはいろいろ考えさせられます。

「不易流行」という言葉、その先には「商道不易」という言葉が付きます。流行を追いつつ変化しても、商道、つまり商売の本質は変わらないよ!ということですね。

とまあえらそうに言いつつ何が商道かいまだにわかっていない自分ではありますが…

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